RPE→パーセント換算ツール:そのセットの本当の強度
重量、完了したレップ数、残せたレップ数を入力すると、そのセットが1RMの何パーセントだったか、RPE値、推定1RMが分かります。計算は完了したレップ数ではなく、限界までのレップ数で行われます。
作成 Jobri Fitness · 公開日 2026年9月9日
使い方
- キログラムかポンドを選びます。
- ワークセットで扱った重量を入力します。
- そのセットで完了したレップ数を入力します。
- 同じフォームであと何回できたと思うかを入力します。
出てくるのは4つです。そのセットが1RMの何パーセントだったか、対応するRPE値、計算が実際に使っている「限界までのレップ数」、そして推定1RMです。
使うのは本物のワークセットで、アップのセットでも自己ベストのセットでもありません。答えは入力したセットそのものを説明します。
Liftアプリで重量だけでなく努力度も記録する
Liftは各セットで重量とレップ数の隣にRPEを保存し、これから記録するセットに前回の数値を表示し、全履歴を通じた推定1RMを保持します。
入力と出力の意味
| 項目 | 単位 | 範囲 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 挙上重量 | kgまたはlb | 0より大きく2,000まで | そのセットの負荷 |
| 完了レップ数 | 整数のレップ | 1〜12 | 実際にやった回数 |
| 残せたレップ数 | 整数のレップ | 0〜4 | まだできたと思う回数 |
| 1RMに対する割合 | パーセント | 計算値 | 自分の最大に対する重さ |
| RPE | 1〜10のスケール | 計算値 | 10から残せたレップ数を引いた値 |
| 限界までのレップ数 | 整数のレップ | 1〜12 | 完了レップ数と残せたレップ数の合計 |
| 推定1RM | kgまたはlb | 計算値 | そのセットから式が導く最大重量 |
レップ数と残せたレップ数の合計は12を超えられません。それを超えると推定は信頼できなくなるため、責任を持てない数値を返す代わりに、その旨を表示します。
計算式
すべては1つの考え方に基づいています。残り2回で5レップ行ったセットは、限界まで7レップ行ったセットと同じ努力度です。つまり最初の一歩は式ですらありません。
限界までのレップ数 = 完了レップ数 + 残せたレップ数
続いてBrzyckiの式、1RM計算機が使っているものと同じ式を、その回数で読みます。
推定1RM = 重量 / (1.0278 - 0.0278 x 限界までのレップ数)
式を並べ替えると割合が直接出て、重量は打ち消し合います。
1RMに対する割合 = (1.0278 - 0.0278 x 限界までのレップ数) x 100
ここは注目に値します。割合はどれだけ挙げたかではなく、あと何回残っていたかだけで決まります。筋力レベルがまったく違う2人が残り2回で5レップを行った場合、どちらも自分自身の最大の約83パーセントで動いていたことになります。
RPEは計算ではなく対応表です。RPE = 10 - 残せたレップ数。
換算表
割合は重量に依存しないため、このツールの中身は表1枚に収まります。
| 完了レップ数 | RPE 10 (0 RIR) | RPE 9 (1 RIR) | RPE 8 (2 RIR) | RPE 7 (3 RIR) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 100.0% | 97.2% | 94.4% | 91.7% |
| 2 | 97.2% | 94.4% | 91.7% | 88.9% |
| 3 | 94.4% | 91.7% | 88.9% | 86.1% |
| 4 | 91.7% | 88.9% | 86.1% | 83.3% |
| 5 | 88.9% | 86.1% | 83.3% | 80.5% |
| 6 | 86.1% | 83.3% | 80.5% | 77.8% |
| 7 | 83.3% | 80.5% | 77.8% | 75.0% |
| 8 | 80.5% | 77.8% | 75.0% | 72.2% |
列を上から下へ読むと、1レップの価値が見えます。毎回およそ2.8パーセントポイントです。これは式の性質であって、筋肉についての発見ではありません。
計算例
100 kgで5レップ、残り2回
限界までのレップ数は7。割合は (1.0278 - 0.0278 x 7) x 100 = 83.3%、推定最大は 100 / 0.8332 = 120.0 kg。RPEは8です。
140 kgで1レップ、残り0回
限界までのレップ数は1で、括弧の中はちょうど 1.0278 - 0.0278 = 1.0 になります。割合は100%、推定最大は挙げた140 kgそのものです。本物のシングルは定義上あなたの最大であり、式もそれに同意します。式の妥当性を確かめる手頃なチェックになります。
60 kgで10レップ、残り2回
限界までのレップ数は12で、対応範囲の端です。割合は69.4%、推定最大は86.4 kgです。ここがいちばん疑ってかかるべき場面です。レップ数の見積もりは、限界から遠いほど、そしてセットが長いほど精度が落ちます。
前提と限界
- これは1つの式による推定であり、測定ではありません。 式どうしは同じセットについて食い違います。1RM計算機は3つの式を用意しており、それぞれ違う数値を返します。
- 結果の質はRIRの見積もりの質を超えません。 十数件の研究をまとめたレビューでは、人は残り回数を平均しておよそ1回少なく見積もり、しかもその見積もりはトレーニング経験を積んでも良くならないことが示されています。ここでの1レップは約2.8パーセントポイントに相当します。
- 割合は幅として読んでください。 RIR 2と申告したなら、正直な読み方は80%から86%のどこかであって、ぴったり83.3%ではありません。
- 長いセットがいちばん弱い部分です。 式もあなた自身の判断も、限界まで約10レップを超えたあたりから最も当てになりません。ツールが12で止まるのはそのためです。
- 一貫したフォームとフルレンジを前提としています。 自分で数えないような雑なレップは、式にも数えさせるべきではありません。
- その重量があなたに適しているかは何も語りません。 すでに行ったセットを説明するだけです。痛みがある場合や、怪我や持病で答えが変わりうる場合は、計算ツールではなく有資格の専門家に相談してください。
この数値の使い道
いちばん役に立つのは、トレーニングが目的と噛み合っているかの確認です。1RMの80パーセント以上の負荷は、2026年のACSM声明が最大筋力の向上と結び付けている領域です。一方、筋肥大はセットが限界近くで終わっている限り、はるかに広い負荷の範囲で起こります。筋力目的で取り組んでいるのに、どのセットも72パーセントに換算されるなら、それは知る価値のある情報です。
2つ目はプログラムの翻訳です。「80パーセントで5レップ3セット」と書かれていて現在の最大値が分からないなら、この表が80パーセントはおおよそ限界まで6レップの負荷だと教えてくれます。つまりRIR 1で5レップのセットを行えば、何も測定せずにそこへ届きます。
3つ目は較正です。ときどき1セットを本当の限界まで行い、実際のレップ数と自分の予測を比べてください。自分のRIR 2が本当に2なのかを知る方法はこれだけです。
重量だけでなく努力度を記録する
重量とレップ数だけでは、死ぬ思いで挙げた8レップと、余力3回の8レップを区別できません。この2つは割合の違う別のセットであり、次回の判断はどちらが起きたかに左右されます。
Liftは各セットで重量とレップ数の隣にRPEを保存し、これから記録するセットに前回の数値を表示し、全履歴を通じた推定1RMを保持します。上の換算を手計算する必要はありません。詳細な進捗グラフはPremiumが必要です。Liftアプリでの漸進性過負荷の扱い方。
出典
- Strength Testing: Predicting a One-Rep Max from Reps-to-Fatigue: Journal of Physical Education, Recreation & Dance
- The Reliability and Validity of Predicting Maximal Strength: Journal of Strength and Conditioning Research
- Accuracy in Predicting Repetitions to Task Failure in Resistance Exercise: A Scoping Review and Exploratory Meta-analysis: Sports Medicine
- American College of Sports Medicine Position Stand. Resistance Training Prescription for Muscle Function, Hypertrophy, and Physical Performance in Healthy Adults: An Overview of Reviews: Medicine & Science in Sports & Exercise (American College of Sports Medicine)
- Novel Resistance Training-Specific Rating of Perceived Exertion Scale Measuring Repetitions in Reserve: Journal of Strength and Conditioning Research
- Lift on the App Store: Apple App Store
- Lift on Google Play: Google Play